ミドリムシとクロレラの違いはどこ?

ミドリムシとクロレラの違いはどこ?

食品や化粧品といった市場に活躍の場を広げているミドリムシ。食べ物や化粧品の成分という印象がまだあまりないため、「ミドリムシはちょっと……」と感じる人もいることでしょう。

 

しかし、ミドリムシ以前にも健康食品や化粧品に使われるようになった経緯を持つ藻の仲間がいます。

 

その藻の仲間とはクロレラです。クロレラは今やあたりまえのように健康食品などに使われています。

 

おおざっぱな分類上ではクロレラは植物です。たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルを豊富に含んでいるため、健康食品に使われるようになりました。

 

ただ、クロレラの細胞壁は非常に硬く、そのままでは栄養を吸収しにくいという難点があります。対して、ミドリムシは植物でも動物でもないのですが逆に言うと植物でもあり動物でもあります。それゆえに、植物由来の栄養素に加えて不飽和脂肪酸という動物からでないと摂取できない栄養素も含んでいます。

 

そして、ミドリムシには細胞壁がありません。細胞壁を壊すという加工の手間が掛からない上に加工時に栄養素を損失する心配もないということであり、ミドリムシが持つ栄養素は非常に吸収しやすくなっています。

 

それから、クロレラとミドリムシとでは大きさが違います。

 

どちらも人間から見れば小さなことに変わりはないものの、クロレラよりもミドリムシのほうが数十倍も大きく、体積にいたっては数千倍の差があります。単純に考えて、サイズの大きなミドリムシのほうが効率良く栄養素を摂取できるのです。

 

市販されているクロレラ関連製品におけるクロレラは頑丈過ぎる細胞壁を壊した上で製品化されています。こうした手間を考えると、今現在クロレラが占めている市場がミドリムシに取って代わる日も近いのかもしれません。